SING LIKE TALKING

SING LIKE TALKING（シング・ライク・トーキング）

バンド概要

SING LIKE TALKINGは、日本のクロスオーバー系バンドとして知られています。1985年に佐藤竹善と藤田千章を中心に結成され、1988年にデビューしました。デビュー以来、彼らは地道にライブ活動を重ね、1990年代には多くのヒット作を世に送り出しました。特に1993年と1994年には、アルバム『ENCOUNTER』と『togetherness』がオリコンで1位を獲得し、名実ともに人気を博しました。

漫然とした音楽の旅

バンドは、1990年代にはロッド・アントゥーンやキャット・グレイという著名なプロデューサーの下で、ソウルやファンク、ジャズ、ラテン音楽など、多様なジャンルを取り入れた音楽スタイルを確立しました。彼らの曲の多くは藤田と佐藤の共作によるもので、佐藤がデモにラフな英語を載せ、それを元に藤田がユニークな歌詞を創り出すという独自のスタイルが特徴です。

結成と初期の活動

元々「514バンド」として活動していた彼らは、1985年末に新たに結成されました。バンド名は、メンバーが全国大会向けに参加した「ヤングジャンプ・サウンド・コンテスト」のエントリーで、佐藤が「SING LIKE TALKING」と名付けたものです。この名前は、李麗仙のインタビューでのテロップから影響を受けたと言われています。1986年12月、日本青年館での全国大会では、「TRY AND TRY AGAIN」を演奏し、見事グランプリを受賞しました。

デビューと進化

デビューアルバムの制作が始まる中で、メンバーの再編成が行われました。1988年にシングル『Dancin' With Your Lies』でデビューし、その後も多くのプロデューサーとのコラボレーションを通じて、音楽の幅を拡げていきます。特に、1996年には初の日本武道館公演を成功させ、多くの支持を受けました。しかし、1998年頃からはメンバーのソロ活動が活発化し、バンドとしての作品リリースは減少します。

リスタートと新たな挑戦

2000年代に入っても彼らは活動を続け、2001年にはアルバム『METABOLISM』を発表しました。2003年には独立したレーベルで『RENASCENCE』をリリースし、2008年にはバンドとして再開を果たします。そして、2018年にはデビュー30周年を迎え、多くの記念イベントを行いました。

最新の活動

2020年には、過去の楽曲をDJが選曲したアナログ盤をリリースし、コロナ禍にもかかわらず無観客ライブなど新たな挑戦を続けています。2023年にはデビュー35周年を祝うライブイベントも開催され、今もなお、彼らの音楽は多くのファンに愛されています。

まとめ

SING LIKE TALKINGは、日本の音楽シーンにおいて確固たる地位を築き上げたバンドの一つであり、独自の音楽スタイルと多様な活動で長年にわたり魅了し続けています。彼らの音楽は、今も進化を続けており、ファンと共に歩んでいく姿勢は今後も変わることはないでしょう。

もう一度検索